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熊本県における医師の状況
熊本県の「人口10万人当たりの医師数」は、281.9人であり、全国平均と比べて、やや、恵まれた環境にあります。
しかし、熊本市と熊本市以外の地域を比較してみると、熊本市では413.1人であるのに対し、熊本市以外の地域では187.8人となっており、熊本市内に集中しています。
本県においては、熊本市内への医師の集中、地域的な偏在が課題といえます。
医療圏ごとの医師の状況
医療圏ごとの「人口10万人当たりの医師数」をみると、全国平均(240.1人)を上回っている圏域は、熊本医療圏(413.1人)と芦北医療圏(290.1人)の2圏域のみとなっています。
その他の圏域は、八代医療圏、天草医療圏、球磨医療圏は200.0人台、有明医療圏、鹿本医療圏は180.0人台、宇城医療圏は160.0人台、菊池医療圏は170.0人台、阿蘇医療圏、上益城医療圏は130.0人台と、全て全国平均を下回っています。
なお、最も医師数の多い熊本医療圏と最も医師数の少ない阿蘇医療圏(136.3人)の格差は、3倍となっています。
医師の地域的な偏在の要因
医師の地域的な偏在の要因としては、以下のようなことが考えられます。
このような課題を解決するためには、地域の医療機関に勤務していても計画的に資格取得できるような医師のキャリア支援体制の整備や都市部と地域の医療機関を循環して勤務できるようなシステムづくりが必要です。
( 地域偏在の主な要因 )
- 平成16年度から導入された新臨床研修制度の影響により、それまで大学が担ってきた地域への医師供給機能が低下
- 専門医資格取得が遅れる、最新医療技術が習得できない等の地域で勤務することに対する医師の不安
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