専任医師等の紹介

松井 邦彦

熊本大学病院 総合診療科 教授
地域医療支援センター センター長

センター長の写真 熊本県内における医師の不足や偏在といった問題の解決をめざし、県は熊本県地域医療支援機構を設置し、熊本大学医学部附属病院が積極的にこの問題に取り組むため、同院内に地域医療支援センターが設置されました。
 地域の医師不足は、熊本県に限らず日本全国で大きな問題となっていますが、その解決は容易ではありません。単に医師を地域の病院に派遣することに限らず、医師の教育や育成について、地域、行政、さらには大学病院をはじめとした各病院が、「オールくまもと」として一体となり取り組む必要があると考えています。
 高度な専門職である医師の育成には、長い時間がかかります。医師は仕事をしつつ学び、職業人としてのキャリアを重ねて成長していきます。この過程が円滑に進むことで、医師不足や偏在の問題の解決へつながって行くよう、私たちは様々な取り組みを行い、努力していく所存です。皆様のご指導とご支援を、よろしくお願い申し上げます。

荒木 智

熊本大学病院 地域医療・総合診療実践学寄附講座 特任准教授
地域医療支援センター 副センター長

只今、準備中です。

髙栁 宏史

熊本大学病院 地域医療支援センター特任助教

 私は2005年に北里大学医学部を卒業し、福島県立医科大学の葛西龍樹教授のもとで家庭医療に関する専門研修と指導医としての経験を積んで、2016年に熊本へ戻ってまいりました。
 家庭医療学は国際的なアカデミアにおいてprimary care /community careの専門領域として認知されている学問です。しかしながら、まだほとんど認知されていない領域でもあります。継続的な活動を通して、患者に関する健康問題と背景(家族・地域・文化・社会・歴史等)に関する情報を蓄積し、それをいかに今現在や未来における課題の判断へと統合するかを探求するのが家庭医療学です。家庭医療学が継続的な地域における診療の場から生まれた学問ということで、私自身、地域で長く診療に従事しておられる諸先輩方と交流を通して、おどろくほど多くの方々から家庭医として学びを頂きました。
 熊本の地域の多くの方々と交流を通して家庭医として研鑽を積み、自分の専門性を活かして微力ながら地域へ貢献していきたいと思っております。
 今後とも引き続きご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

堤 龍子

熊本大学病院 地域医療支援センター 特任助教

 自治医科大学を卒業後、人吉球磨・天草といった熊本の地域医療に携わってきました。地域医療の楽しさや大変さを、皆さんと共有していきたいと思っています。
 皆さんが地域で働いているときに妊娠、出産、育児、介護などのライフイベントで悩むこともあるかと思います。私もたくさんの方々に相談し、助けていただきながら、地域で働いてきました。皆さんもお困りのことがあれば、お力になれるよう尽力いたしますので、お気軽にご相談いただければ幸いです。
 まだまだ私自身、未熟者ですが、皆さんと一緒に努力し、成長していきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

無田 英昭 / 川添 光芳

地域医療支援コーディネーター

 本機構の主たる設置目的は、熊本県における医師の地域偏在の解消であり、そのために、熊本県が設けた医師修学資金貸与制度の運用を通じて、地域医療を担う医師を育成し、そのキャリア形成を支援しながら、医師不足地域の医療機関の医師の確保を図ることが本機構の重要な役割の一つになっています。コーディネーターは、専任医師と協力しながら、貸与学生や医師のキャリア形成支援に努めています。

原田 淳子

女性医師復職支援コーディネーター

 熊本県の女性医師は令和2年調査で19.2%を占めており、出産・子育て・介護など家庭と仕事の両立に悩む女性医師も少なくありません。熊本県女性医師キャリア支援センターでは、県市医師会や関係医療機関等のご協力を賜りながら、女性医師や子育て医師の就業継続・復職支援、キャリア支援に取り組んで参ります。

ページの先頭へ