平成29年8月16日~18日 夏季地域医療特別実習を行いました。
平成29年8月16日から8月18日までの3日間、天草地域で夏季地域医療特別実習を行いました。
1日目は午前中、天草キリシタン館を訪れ館内見学をしました。
午後からは、場所を天草地域医療センターに移し、グループワークを行いました。
グループごとに、事前学習課題で調べてきた情報を共有し意見をまとめ、全体発表をを行ったほか、フィールドワーク先での質問事項などについてまとめてもらいました。
その後、各班にわかれ旧本渡市内の行政機関等を訪れフィールドワークを行いました。
フィールドワーク終了後、天草地域医療センターに戻り、神奈川県鎌倉市の長洲クリニック 院長 松村 伸 先生より「地域で診る!地域を診る!」をテーマにセッションしていただきました。
認知症の高齢者2人暮らしの症例を通して、地域包括ケアの必要性、地域志向性アプローチの重要性についてご講演いただきました。事例や松村先生からの問いかけに対してグループワークを行うなど、にぎやかなセッションとなりました。
2日目は、早朝よりフィールドワーク導入説明を受け、各グループに分かれ、天草市内7地域で医療機関、福祉施設などでフィールドワークを行いました。
フィールドワークを終えた後は、天草地域医療センターにて天草市健康福祉部 伊勢崎裕樹 部長より「安らぎのある快適なまちをめざして」をテーマに、天草市地域医療対策協議会での医療政策の推進や医師確保政策、保健・医療・介護・福祉の連携を高めるための取り組み状況などについてご講演いただきました。 また、天草地域医療センター 原田和則 院長より「天草医療圏の医療と介護 -天草地域医療センターの役割を中心に-」をテーマに、天草地域医療センターが目標としている「救急車で天草の一号橋を渡らせない」ための、天草地域全体で地域連携を高めた地域完結型医療への取組み状況等についてご講演いただきました。 |
天草市健康福祉部長 伊勢崎 裕樹 氏 |
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また、夕食の前のレクリエーションでは天草氏病院事業部 立川部長、天草市役所本渡ハイヤチームの皆さまに、ハイヤ踊りを習いました。レクリエーション後の懇親会では、今回の実習関係者の皆さまと習いたてのハイヤ踊りをするなどして交流を図りました。とてもにぎやかな懇親会となりました。
3日目、朝より天草地域医療センターに会場をお借りし、各グループ事前学習とフィールドワークを通し学んだことや、そこから考えられる今後の課題をまとめたスライド発表を行いました。
その後、三重県立一志病院 鶴田 真三 先生より、今回の実習の振り返るセッションを行っていただきました。鶴田先生からの「地域医療」ってなんでしょうか?という問いかけについてグループで協議、発表し全体共有しました。 |
天草市、天草郡市医師会、地域の医療機関や福祉施設など多くの皆様からのご協力のもと、とても実りのある実習ができましたことに深く感謝申し上げます。